花風の すみださんぽ

花風の すみださんぽ
すみだのまちをこよなく愛した文豪・永井荷風。そんな荷風の歩いたすみだの街を文学女子「花風」が現代のすみだを案内します。
当時をしのばせる風景やお店、そして現代のすみだのまちで出会った人との交流など、新たな魅力も発見してみてください。
花風プロフィール
私の名は花風(かふう)。墨田区の東京スカイツリーの近くに住む社会人3年目の女子です。休みの日は、近場の街歩きをしながらその土地ならではのスポットや風景に出会うことを趣味にしています。食べ歩きや、夕暮れ時からのちょっと一杯も大好きですよ!
大学では日本文学を専攻していました。偶然同じ読み方の名前の荷風(永井荷風)さんにもゆかりの深い墨田区の魅力を、街歩きを通してお伝えしていきたいと思います。裏町や横道にも足を運んで散歩を楽しんだ荷風さん。〝もしも荷風さんだったら、今の風景をどう感じるのだろう・・・〟。そんな視点も折り込みながら進めていきますので、どうぞよろしくお願いします。
花風の すみださんぽ 〜連載〜
【第13回】「文豪」だって人間だから・・・。仲の悪い2人につながる「すみだっ子」とは?
「文豪」といわれる人だって人間だし、みんなが必ずしも仲良しとは限らない。『文豪たちの悪口本』(彩図社文芸部編 彩図社刊)という本を読んで、そんなことを考えさせられました。今回のさんぽのきっかけも、その本で紹介されていた2人の文豪の〝いがみ合い〟のエピソードです。
【第12回】明治期の東京発展の立役者! あのヒーローの200年前の原点は、すみだにあった。
幕末から明治期に活躍したあのヒーロー。戊辰戦争の戦禍で江戸の町が火の海となっていたかもしれない。そんな事態を救ったエピソードでも有名です。今年・2023年は、その人物の生誕200年の節目になります。
【第11回】あのブランドのルーツは「水没した鐘」?! すみだ北端の地の大きな移り変わりとは。
かつての地名「鐘ヶ淵」(かねがふち)は、今では駅や交差点(鐘ヶ淵陸橋)などに残るくらい。このすみだの地と、明治期に誕生した有名な企業グループとの縁を辿ってみましょう。
【第10回】第一印象は「ちょっと狭いかも・・・」。では、実際の広さはどうだったの?
『忠臣蔵』をご存じでしょうか。非業の死を遂げた主君の仇討ちを家臣だった四十七士がしたという、江戸時代・元禄期のお話。その舞台となったのが、本所松坂町(現・両国3丁目ほか)の一角にあった吉良邸でした。さて、その現地にいってみると驚かされる大きなギャップとは?
【第9回】古代史のヒーローとその奥さん。すみだの地との不思議な関係とは?
地名には、いろいろと由来があります。隅田川と旧中川との間を東西に流れるのが、北十間川。この川沿いには、古代史のあのヒーローとその奥さんに関わりの深い地名やスポット名が広がっています。
【第8回】まるで映画のセット? 昭和の雰囲気の名残りを楽しみましょう
最近、映画館に出掛けたことありますか? 封切りからしばらく待てばネット配信なども手軽に利用できる時代。映画館にわざわざいくかどうかは、今や人それぞれでしょう。今日は、すみだにある映画ゆかりの地の1つをまず訪ねてみようと思います。
【第7回】誰でも知っている あの作曲家と小説家。2人の意外な結びつきとは?
かなり春めいてきました。隅田川沿いの桜が開花するのも、もうすぐですね。そんな情景から真っ先に連想されるあの曲を手始めに、いろいろな結びつきを確認しながらさんぽしてみましょう。
【第6回】寒い季節。ほっこりするなら、やっぱりここ?
寒い日が続きます。身も心もほっこりしたくなるので、今日はあの施設を訪ねようと思います。暖かい体験をする前に、(体温が下がるかもしれない)あるスポットにちょっと寄り道してみましょう。
【第5回】 「すみだっ子2世」。人の世界では珍しくないけど、こちらではどうなの?
先日、新宿区のほうに出掛ける機会がありました。その際、折角なので立ち寄ったところは永井荷風さんにとてもゆかりの深い地。それがきっかけで、墨田区のある名所に彼らを訪ねることになったのでした。
【第4回】 隅田川だけじゃない!「立川」や「横川」だってある すみだの街
お勤めの方で名刺を持っている人は多いでしょう。私も持っています。そんな名刺に関する博物館が、すみだの南端の方にあると聞いて、今日は平日にお休みを取りました。午前中に家で用事を済ませて早めのランチ。昼からそこを目指して出掛けました。
【第3回】 いきなり狭くなってしまう!『濹東綺譚』の頃からあった広い道路の謎とは?
今日は、浅草雷門まで行ってからバスに乗って向島方面を目指してみます。出発したバスは、吾妻橋を渡り本所吾妻橋駅の交差点を左折して源森橋を渡ると、しばらくして国道6号線(水戸街道)に合流しました。
【第2回】 東京スカイツリーの頂上付近に、日光東照宮が浮かんでいる?
学生時代の友人からLINEで連絡をもらいました。先日、彼女が家族と日光を旅したとき、「有名な日光東照宮に向かう参道で風変わりな案内看板を見たよ!」という内容でした。